みなさん、バーベキューがどのように生まれたか、焼き肉との違い、国によって肉の楽しみ方の違いなどをご存知ですか?
日本では、近年のアウトドアブームでバーベキューを身近に感じるようになりました。
本場アメリカのバーベキュー事情なども知り、新しいバーベキューの楽しみ方を発見できるかも?
ちょっと世界に目を向けて、バーベキューの楽しみ方を広げてみましょう!
では、まずはバーベキューの語源を見ていきましょう!
バーベキューの語源
バーベキューの語源は、コロンブスが新大陸を発見したころの西インド諸島に住んでいた先住民の調理法でハイチ語の「肉をあぶる木製台(木製架)」がスペイン語の「barbacoa(バルバコア)」になったようです。
これは肉を串にさして焼く調理方法で「丸焼き」を意味しました。そして、スペイン人を通して英語圏に伝えられました。
こうして英語の「barbecue」となったのです。土地ごとにバーベキューが発展していき、この「バルバコア」が伝えられた道筋を「バーベキューベルト」というそうです。
そこから日本で言う「B.B.Q」となり、アメリカでは一般的に「Bar-B-Q」と表します。
日本ではアウトドアのイメージが強いバーベキューですが、アメリカでは炭火焼を出すお店も「Bar-B-Q」と呼んだりするようです。
バーベキューは焼肉とは違うの?
日本バーベキュー協会によると、日本とアメリカの肉の食べ方に違いにあるようで、その違いはそれぞれの潜在意識の違いにあるようです。
日本人は「肉の素材そのものの味を大切にしたい」という想いがあり、柔らかく甘みの乗った霜降りの和牛を好み、薄切りのお肉を炭火で軽くあぶる程度に調理をし、天然塩や生醤油で食べることがいい食べ方とされています。
バーベキューの本場では、欧米人が好む分厚い肉を好んできたため、分厚い肉の調理法をたくさん心得ています。たとえば、『スモーク』『ロースト』がいい例ですね。
欧米は日本とは違い、何種類ものスパイスやソースでお肉を楽しむスタイルなのです。
日本の焼肉と韓国の焼肉の違い
日本の焼き肉と韓国焼肉の違いを見ていきたいと思います。
お店で焼き肉を楽しむ場合にも違いが見られます。
日本の場合は、肉を注文すれば肉が出てきますし、1人前からオーダーができます。
様々な部位が豊富にそろっているのも大きな特徴です。
それに対して韓国では、多くの場合2人前からの注文で、肉を注文するだけで、包み野菜、ネギやにんにく、青唐辛子、箸休めのちょっとしたおかずなどがテーブルに並びます。
どちらかと言うとヘルシー志向ですね。
そして、豊富なメニューがある日本とは違い、それぞれ『ホルモン専門店』『ユッケ専門店』また、豚肉は豚肉の専門店があります。
そして、店員さんが焼いてくれるのが日本と違う点です。
日本のバーベキューとアメリカのバーベキューの違い
バーベキューは、炭などでじっくり肉・野菜・魚介類などを焼いて楽しみますが、その手法は国によって様々です。
日本のバーベキューは、春にはお花見、夏には海辺やキャンプ、秋にも庭でバーベキューを楽しみます。
バーベキューの楽しみ方は、薄い肉をそれぞれ自分の好きな焼き加減で焼きながら、各自自由に食べますよね。
一方で、アメリカではガレージに、一家に一台大きなバーベキューグリルがある家庭が多くあります。そしてこのグリルを使って大きな肉やシーフードをじっくり焼いていくのです。野菜なども先に焼いて、全てお皿に盛りつけた状態から食べるようです。
家庭ごとに肉を漬け込むタレやスパイスのレシピがあり、それぞれの家庭オリジナルの味を楽しむようです。その家庭の味を受けていでいくのでしょうか。
ちなみに家庭であってもパーティーであっても、バーベキューグリルで調理するのは、ホストである男性の仕事のようです。
また、最近、スターバックスのメニューにもでてきましたが、「スモアー」という、グリルしたマシュマロとチョコレートをクラッカーではさむデザートが有名で、映画とかで串に刺したマシュマロを溶かして食べるシーンを一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。「スモアー」は、それほど欧米人に浸透している食べ方なのです。
また、バーベキューを楽しむのはフットボールシーズンに楽しむことが多く、なんとスタジアムの駐車場で「テールゲート・パーティー」と呼ばれるスタイルで同じチームを応援する仲間とバーベキューを楽しむようです。
スポーツ観戦をしながらバーベキューを楽しむ人はまだまだ日本には少ないと思いますが、大勢で楽しむという点は、たとえばサッカーを観戦しながらなど、日本人も好むスタイルなのではないでしょうか。
日本でも、バーベキュー業者が増えて身近になったバーベキューですが、もっと楽しみ方を増えていくと良いですね!
スポーツ観戦をしながら、2020年にはオリンピック観戦をしながら、大勢でバーベキューができる施設などが増えると、もっともっとバーベキューの楽しみ方が変わってくるかもしれませんね。
これから日本独自の新しいバーベキューの楽しみ方が増えていくことを願っています!