バーベキューに合うおすすめ野菜
バーベキューの主役はなんといっても肉ですが、それは野菜という名脇役があってこそ。
ここでは、バーベキューの際におすすめの野菜をご紹介します。
バーベキューにおすすめの野菜は大きく分類すると、以下の3種類になります。
1.皮が厚い野菜
2.嫌味が少ない野菜
3.やわらかい野菜
具体的な野菜を挙げて説明します。
皮が厚い野菜:ジャガイモ、トマト、ピーマンなど
皮が厚い野菜は、BBQのような高温でもしっかり中まで柔らかく焼くことが難しい食材ですが、皮を付けたままでも美味しく食べることができます。
また、ジャガイモやトマトなどは、皮を削って焼いても美味しく食べれます。
ジャガイモ
ジャガイモは皮をつけたまま焼くと、外側はパリッと、中はホクホクとした食感が楽しめます。
これはジャガイモの皮が熱を閉じ込めるためで、一方で火の通り具合を見極める切り方が求められます。
適度に厚さを揃えた輪切りがおすすめです。
トマト
トマトは果肉がジューシーで、皮がパリッと焼けば格別の味わいです。
そのためには、十字に切り込みを入れて火が均一に通るようにすることがポイントです。
調味料も切り込みからしっかり浸透します。
ピーマン
ピーマンは鮮やかな色合いと爽やかな香りが特徴で、野菜の中でも特にバーベキューと相性が良いと言えます。
種を取り除き、焼くことで甘みが引き立ち、他の食材とのバランスを取るのに役立ちます。
味が少ない野菜:キャベツ、玉ねぎ、アスパラガスなど
BBQでは、焼き野菜をするなら焼いても嫌味が出にくい野菜を選びましょう。
キャベツや玉ねぎなどの嫌味が少ない野菜は、焼くだけで美味しくいただけます。
また、野菜を詰め込んだ野菜ホイルなどを使って焼くと、違った美味しさが楽しめます。
キャベツ
そのクリスピーな食感と淡白な味わいがバーベキューに欠かせません。特に、肉料理の油分をさっぱりと拭い取る役割があります。大きめに切ることで短時間で焼け、噛むほどに甘みが広がります。
玉ねぎ
玉ねぎは焼くことで甘みが増し、他の食材の味を引き立てます。バーベキューの野菜の中でも特に、玉ねぎはその変化が楽しめる一品です。半分や四分の一に切ると、焼き易さと食べ易さのバランスが取れます。
アスパラガス
アスパラガスはほんのりとした苦みとシャキシャキとした食感が特徴で、高温で短時間焼くことで最高の食感を引き出すことができます。ベーコンで巻いて焼いたり、オリーブオイルと塩でシンプルに味付けするのがおすすめです。
やわらかい野菜:ズッキーニ、パプリカ、きのこ類など
ズッキーニ
その自然な甘みともちもちとした食感は、火を通すことで一層引き立ちます。スライスしてオリーブオイルと塩で簡単に調理するだけで、素晴らしい一品に仕上がります。
パプリカ
色とりどりのパプリカは見た目にも華やかで、焼くとその甘さが増し、バーベキューの楽しさを一層盛り上げます。種とヘタを取り除き、厚めにスライスして焼くのがおすすめです。
きのこ類
シメジのようなキノコ類を挙げます。火を通すことでうま味が凝縮し、やわらかい食感が楽しめます。アルミホイルで包んでじっくりと焼くと、独特の風味とともに、濃厚な味わいを楽しむことができます。
これらは、バーベキューに適した野菜ですが、自分の好みや状況に合わせて選ぶことが大切です。
もちろん野菜を美味しく食べるための下ごしらえや切り方も重要なポイントとなりますので、次に下ごしらえの方法について解説します。
基本の下ごしらえの手順
バーベキューの野菜を美味しく食べるためには、適切な下ごしらえが欠かせません。下ごしらえの方法は以下の通りです。
1. 野菜を洗う
これは一番の大切なステップです。
不純物や農薬などを除去するために、野菜を洗います。
水で洗った後に、キッチンペーパーやタオルなどで水気を切ってください。
2.切り分け
野菜を食べやすい大きさに切り分けます。
大きすぎると、熱が通りにくくなりますし、美味しさも劣ります。
一般的に、1cm~2cmの大きさに切り分けます。
3.塩水で漬ける
野菜を塩水に漬けます。
これにより、野菜の旨みを引き出すことができます。
塩水は、水と塩を混ぜ合わせて作りましょう。比率は個人の好みに合わせて調整してください。
4.ドライ
ドライには、キッチンペーパーやタオルなどを使用します。
これらのステップを行うことで、野菜を美味しく食べるための下ごしらえができます。
野菜に合わせた調理法や漬け時間なども調整することで、一層美味しい野菜を楽しむことができます。
ですが、ここで一番難しいのは野菜の切り方ですよね。
野菜それぞれ大きさも違えば形も違い、普段料理をしない方ならば切り方に迷うはず。
そこで続いては、野菜の切り方を主要な野菜を例に解説します。
美味しく食べるための野菜の切り方をご紹介
バーベキューでの野菜の切り方の例をご紹介します。
各野菜の種類や厚みに応じて切り方が異なりますが、一般的な切り方としては以下の通りです。
なす
半分に切ってから、斜めに薄く切りましょう。または、半分に切り、内側に切り込みを入れて焼く方法もあり、火が均一に通り、中までしっかりと焼けます。
玉ねぎ
玉ねぎはその甘みを引き出すために、繊維に向かって垂直に、丸い形にスライスしましょう。一つ一つが手に取りやすい大きさになり、火の通りも良くなります。
トマト
トマトは味がしっかりと浸みるように、十字に切り込みを入れてください。これにより、トマトの甘さとバーベキューのスモーキーな香りが一体となり、美味しさが増します。
じゃがいも
ジャガイモも皮をつけたまま輪切りにすると、外側はカリッと、中はふんわりと焼けます。一つ一つが食べやすい大きさになり、皮がパリっとした食感となす一方で、中はホクホクに仕上がります。
パプリカ
半分に切って焼きます。焼くことでその甘さが増し、見た目も鮮やかで楽しみが増えます。
ピーマン
ピーマンも同様に、種を取り除いた状態で焼くと良いでしょう。こうすることで、焦げた皮の香ばしさと中の甘さが一体となります。
キャベツ
キャベツは葉っぱを分け、大きめに切って焼くのがコツです。葉一枚一枚が十分に火を受け、甘さが引き立ちます。
しいたけ
軸を切り落として、かさに十字の切り込みを入れて焼きましょう。そのまま焼いても風味が増して美味しいです。
これらはあくまでも一例で、正解があるわけではないので、どんな切り方が一番野菜をおいしく感じれるのかと、切り方を模索するのもバーベキューの醍醐味ですね。
各野菜に応じて切り方を調整することで、より一層美味しいBBQが楽しめます。
野菜を使ったおすすめのBBQレシピをご紹介
ここではべーべキューでのおすすめの野菜レシピをご紹介します。
今回は5つのレシピになります。
このレシピを作れば、ワンランク上のバーベキューになること間違いなしです!
なすとトマトのグリル
– なすは厚さ1 cm程度に切ります。
- トマトは半分に切ります。
- なすとトマトを串に刺します。
- BBQグリルで10分程度焼きます。
玉ねぎとピーマンのフォアグラ
– 玉ねぎは薄く切ります。
- ピーマンは厚さ1 cm程度に切ります。
- 玉ねぎとピーマンを串に刺します。
- BBQグリルで10分程度焼きます。
3.スイカとパプリカのサラダ
- スイカは1 cm厚さの輪切りにします。
- パプリカは半分に切ります。
- スイカとパプリカをボウルに入れます。
- 好みの味付けを加えて混ぜます。
4.キャベツとグリーンピースのサイドディッシュ
- キャベツは葉を切ります。
- グリーンピースは手早く切ります。
- キャベツとグリーンピースをボウルに入れます。
- 好みの味付けを加えて混ぜます。
5.きゅうりとハムのスケーウェア
- きゅうりは厚さ1 cm程度に切ります。
- ハムは1 cm厚さの輪切りにします。
- きゅうりとハムを串に刺します。
- BBQグリルで10分程度焼きます。
バーベキューは少し濃い目の味付けにするのがおすすめです。
これらのレシピを参考にして、自分なりの調理法・味付けを探し求めるのもおもしろいですね。
まとめ
今回はバーベキューで美味しく野菜をたべるための下ごしらえの仕方と切り方について解説しました。
名脇役である野菜を美味しく焼き上げることができれば、よりメインの肉が引き立ち、ワンランク上のバーベキューを楽しむことができます。
この記事を参考に野菜を調理すれば、「下ごしらえが面倒」「切り方がよくわからない」と言っていた過去の自分を悔いてしまう可能性も。
もしかしたら野菜が肉に取って代わる存在になってしまうかもしれません。
今回の方法を踏まえて、野菜のポテンシャルを存分に味わってみましょう!